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書 名和訳東来博議(全)
作 者呂東来/田岡嶺雲訳
出版社玄黄社
シリーズ和訳漢文叢書-12

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【抄・序】
(発行書目)より
東来博議は左伝の史論集たるに過ぎずと雖ども、呂東来が識見学問文章を傾倒して尽く此の中に在り。立論切実。筆端縦横、言は必ず肺腑に入り、説は必ず情偽を決す。左伝を読む者は併せ看んことを要するのみならず、苟も文章に志ある者此書に熟せば、庶幾くは筆を執つて窘滞なく想を遣る自在を極むるを得んか。

【目次】
緒言
巻之一

巻之六

【本文】
緒言
p1
 東来博議は宗の呂東来の撰ぶ所の史論集なり。専ら春秋左史伝載する所の史跡を取つて之を評論する者に係かる、故に詳には之を東来左史博議といふ。
 呂東来名は祖謙字は伯恭、東来は其号なり、南宋孝宗の時の人。公著の五世、希哲の四世の孫也。

巻之四
p331
へだてなければ則ち仁、間あれば則ち暴、間なければ則ち天下皆吾が体なり。烏んぞ得て仁ならざらん。間あれば則ち独り其身に私す、烏んぞ得て暴ならざらん。幽明や、物我や、混混同流して間なき者なり。喜は同一の喜にして、喜・心に触るれば、則ち幽明物我・約せずして皆喜なり。



【後記・他・関連書】


【類本】
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