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書 名竹内好論(亜細亜への反歌)
作 者菅孝行
出版社三一書房
シリーズ-

memo
【抄・序】


【目次】
p5…第1章 不遇の思想家
p37…第2章 中国文学研究会もしくは竹内好の党派性
p61…第3章 魯迅もしくは指標の発見
p79…第4章 賭けとしての反前衛主義
p98…第5章 東洋の抵抗もしくは近代認識の問題
p139…第6章 アジア主義への視座
p175…第7章 戦争責任と天皇制
p197…第8章 国民文学論のイロニー
p224…第9章 民主か独裁か
p248…第10章 方法の問題
p269…あとがき
p272…主要著書一覧・主要〈竹内好論〉一覧


【本文】
p250
まことに丸山真男は中間的なのである。そしてまた竹内好も中間的なのであるが、この中間性は、実に見事にさかさまをむいている。

こうしたさまざまな相違にもかかわらず、両者を通底するものがあるとすれば、それは日本近代において今なお未成ともいえる、ナショナル・アイデンティティを照射しようとする思想努力の契機に外ならない。この契機が二人をして、他者の近代の時間へと向わしめたのである。


【後記・他・関連書】


【類本】
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